韓国語を学ぶ上で、多くの学習者が最初につまずきやすいのが「数字の数え方」です。韓国語には「漢数詞」と「固有数詞」の2種類があり、場面によって使い分ける必要があります。この仕組みを理解しておかないと、買い物や時間表現など日常会話で混乱してしまいます。この記事では、日本人学習者が特に覚えやすいように、韓国語の数字表現を体系的にまとめます。
1. 韓国語の数字には2種類ある
韓国語の数字は大きく分けて以下の2種類です。
- 漢数詞(한자어 수):漢字由来の数詞。中国語の影響を受けており、大きな数や日付、分・秒などに使われる。
- 固有数詞(고유어 수):古くからある韓国固有の数詞。物を数えるときや時間の「時」、年齢などに使われる。
この「どちらを使うか」が初心者にとって大きな壁になります。しかし、使い分けにはルールがあるため、一度理解してしまえば難しくありません。
2. 漢数詞の基本
まずは漢数詞です。日本語の「一、二、三」に近く、中国語に由来しています。以下が基本的な数字です。
- 1:일
- 2:이
- 3:삼
- 4:사
- 5:오
- 6:육
- 7:칠
- 8:팔
- 9:구
- 10:십
11以降も「십일(11)」「이십(20)」「삼십사(34)」と続き、日本語や中国語と同じように規則的に数えられます。大きな数(百・千・万)も同じく「백(100)」「천(1000)」「만(10000)」と使われます。
漢数詞の使い方
漢数詞は以下の場面でよく使われます。
- 日付(例:3月1日 → 삼월 일일)
- 電話番号
- 分・秒(例:5分30秒 → 오분 삼십초)
- お金(金額)
- 大きな数の表現
3. 固有数詞の基本
次に固有数詞です。こちらは韓国固有の伝統的な数え方で、特定の場面でのみ使われます。基本的な数字は以下の通りです。
- 1:하나
- 2:둘
- 3:셋
- 4:넷
- 5:다섯
- 6:여섯
- 7:일곱
- 8:여덟
- 9:아홉
- 10:열
11以上は「열하나(11)」「스물(20)」「서른(30)」のように独自の言い方をします。日本語でいう「ひとつ、ふたつ、みっつ」に近い感覚です。
固有数詞の使い方
固有数詞は以下の場面でよく登場します。
- 人や物を数えるとき(例:사람 두 명 → 人が2人)
- 時間の「時」(例:세 시 → 3時)
- 年齢(例:스무 살 → 20歳)
ただし「分・秒」や「日付」などでは使えないため、必ず漢数詞と使い分けが必要です。
4. 漢数詞と固有数詞の使い分け
多くの学習者が悩むのは「どちらを使うのか?」という部分です。覚えやすいように以下にまとめます。
- 漢数詞:日付、電話番号、分・秒、金額、大きな数
- 固有数詞:人数、物の数、時刻(時)、年齢
例えば「3時15分」を韓国語で言う場合は「세 시 십오 분」となります。「時」は固有数詞の「세 시」、一方で「分」は漢数詞の「십오 분」です。このように混ぜて使うのが韓国語の特徴です。
5. 実践的な例文
実際の会話例で確認してみましょう。
- 오늘은 5월 3일이에요. (今日は5月3日です)→ 漢数詞
- 지금은 세 시예요. (今は3時です)→ 固有数詞
- 학생이 네 명 있어요. (学生が4人います)→ 固有数詞
- 가격은 오천 원이에요. (値段は5000ウォンです)→ 漢数詞
このように、場面に応じた使い分けが自然にできるようになると、会話がぐっとスムーズになります。
6. 日本人が覚えるコツ
日本人学習者が効率的に覚えるためには、以下のコツがあります。
- 漢数詞は日本語や中国語に似ているので、一気に覚えてしまう。
- 固有数詞は10までを徹底的に覚え、それ以上は「스물、서른、마흔…」のパターンを慣れる。
- 「時=固有数詞」「分・秒=漢数詞」とセットで覚える。
- 実際の会話やドラマで聞こえた数字を意識的に区別する。
まとめ
韓国語の数字表現は「漢数詞」と「固有数詞」の2種類があり、使い分けが重要です。日付や金額、電話番号などでは漢数詞を使い、人や物の数、時間(時)、年齢などでは固有数詞を使います。最初は難しく感じても、パターンを整理して覚えればすぐに慣れることができます。数字は日常会話で非常によく登場するので、早めにマスターしておくと韓国語学習が一気に楽になります。

